くたばるときは前のめり

お初にお目にかかります。クルマやら競馬やら温泉やら好き勝手に綴っていきます。ウマ娘のお気に入りはグラスワンダーとライスシャワー。

ディープインパクトの今シーズン種付け中止に関して思うこと

皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。

 

今日の昼食の後、何気なくスマホ弄っていたら下記のようなニュースが…

 

biz-journal.jp

 

 詳細に関しては記事を見てほしいのですが、種付けの立ち上がる動作の時に首に痛みがあるそうで、腰にも痛みがあるとか。

 

今年種付け予定分はすべてキャンセル。来春生まれる産駒はわずかに20頭だそうで。

 

 予約していた生産者さんはこれから何を付けるか、代わりの種牡馬を探し回らないと思うと心の底から同情します…

 

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↑今年ディープの予約していた生産者はマジでこうなってると思う

 

や、ここ最近は4000万円の種付け料もあってか、一時期よりは種付け数が抑制されていた感のあるディープインパクトですが、やっぱり種牡馬生活は過酷なんだなと…

ディープもいいトシだし、ここらで一息入れるのもいいのではないかと個人的に思います(亡くなった父のサンデーよりも年上になってしまったのですね…)

 

予約していた生産者の方は気の毒ですが、これからも長くディープの子供の活躍を見るためにも仕方なかったのかなという気がします。

 

で、改めて昨年の種牡馬の種付け数をみると…まあすんげぇ数つけてるなぁと改めて驚愕した次第。

 

【最新】2019年 種牡馬一覧、種付け料ランキング|ほどよい競馬

 

全馬見てたらキリがないので特に頭数の多いのを見てみると…

 

ロードカナロア

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アーモンドアイが絶賛世界一への覇道を驀進中のロードカナロア。種付け料が1500万円に上がったものの、今年も産駒は平地、重賞問わず大暴れしており、294頭の種付け数も納得といったところでしょうか。次のリーディングサイアー筆頭でしょう。

今年のクラシックも牡馬の大物サートゥルナーリアを中心に層は厚そうで馬券でお世話になりそうです。

 

ドゥラメンテ

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産駒デビュー前のドゥラメンテですが馬産地の評判は相当に高いようで昨年2018年は290頭に種付け。2019年もすでに満口みたいです。父がキンカメ、母父がサンデーということでやや配合相手を選ぶようですが、それでも輸入繁殖牝馬を中心に相変わらずの人気のようです。現役時代に「バケモノだこの馬」と思ったのもいい思い出。今から2020年の産駒デビューが楽しみな1頭です。父の爆発力を超える産駒の出現を期待したいところ。

 

モーリス

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グラスワンダースクリーンヒーローの血を受け継ぐ快速馬、モーリスも昨年は245頭とかなりの頭数を集めています。現役時代のあのスピードと爆発力を見れば産駒も大いに期待できそうです。モーリス自身もサンデーの血は持っていますが、比較的遠いのである程度融通は効きそうですし、キングマンボ系の牝馬とは相性がよさそうなのも人気の要因でしょうか…?

 

上記のほかにもリーディング上位常連勢ではハーツクライが174頭、ハービンジャーは212頭、ルーラーシップは243頭と相変わらず人気をキープしています。

そのほかではエピファネイアの220頭、ドレフォンの207頭辺りが目を引きます。

 

 こうしてみるとキングマンボ系とサンデーサイレンス系の種牡馬の多いこと多いこと。

また、その種牡馬の中でも特定の種牡馬にかなり偏っている印象を受けました。(この辺りはいずれ掘り下げていきたいところです)

 

1頭の種牡馬が1シーズンで290頭に種付けするなど一昔前では考えられない種付け頭数です。技術が進歩して種付け数をこなすことができるとはいえ、やはり特定の種牡馬系統に偏るのは好ましいことではありません。

個人的には1シーズン当たりの1頭の種付け頭数を、例えば200頭までにするなど上限のルールを決めてしまう、"種牡馬働き方改革"も面白いのかなと(できるかどうかわかりませんが…)

上限ルールがあれば、今まで良質な繁殖牝馬につけられなかった種牡馬たちにもスポットライトが当たり、血の多様性も期待できるなどけっこうメリットがありそうですがどうでしょうかね??(生産者は死活問題になりそうですが)

 

そういう意味で、今回のディープに種付けできなかった良血の花嫁たちが違う種牡馬と交配されて、どんな産駒が出てくるのか…逆に楽しみな感もありますね。