宝塚記念~毎年有力馬が回避するグランプリを盛り上げるには
↑有馬記念と同じくファン投票上位馬が出走できる”グランプリ”宝塚記念。しかし最近は有力馬の回避も目立ち…
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
さて上期最後のGⅠとなる宝塚記念です。
今年はGⅠホースが6頭揃う豪華なメンバーになりましたが、ここまでメンバーが揃うのも久しぶりだな、と言うのが正直な感想です。
よく有力馬が使いにくいと言われる宝塚記念ですが、原因は何なのでしょうか…?
例年、もう一つのグランプリである有馬記念と比べるとイマイチ盛り上がりに欠ける感のある宝塚記念ですが、よく言われている原因は下記のようなものかと思います。
日程的に使い辛い
例年、開催時期は6月の3週頃ですが、これはダービーを使った3歳馬や安田記念を使った古馬も参戦できるように…という思惑からと思いますが如何せんローテーションは詰まり、また夏に近すぎて秋のローテーションへの影響を嫌って回避するパターンが多い気がします。
大阪杯のGⅠ昇格
同じような条件の大阪杯がGⅠに昇格し、春の中距離最強決定戦は完全にあちらに奪われた感があります。大阪杯は中山記念を叩いてから出るもよし、春の天皇賞のステップにするもよしとかなり使い勝手がいいイメージです。
↑大阪杯の重要度が増したのとは反対に、宝塚記念はなんとなく重要度が下がった気も…
阪神2200m
距離的にかなりハンパな上に馬場も荒れがちとあまりいい条件ではないと思います。さらに内回りなので小回りを要求される上に直線が短いのもマイナスです。個人的には見ている側としても興奮は削がれやすいかな…という気もします(4角からの攻防も面白くはあるのですが…)
↑やっぱり直線は400mは欲しい…
賞金が魅力的ではない
これ、けっこう有力馬が参戦しない理由の中でも大きいのでは?と思います。宝塚記念の1着賞金は1億5千万に対して有馬記念は3億円と1億5千万も1着賞金が低いので、馬主さんも秋に影響が出る可能性がある場合は積極的に狙いたいレースではないと感じてしまうのではないかと思います。
有力馬が参戦しやすくするには…
とまあネガティブな項目が上がりましたがではどうすべきか?と言うことになりますが、個人的には下記のような対策がいいのでは?と思っています。
日程面での対策
現在の日程では使い辛いと言うのであれば、いっそののこと安田記念の次の週にやってしまうのがいいのではないかと思います。それだとダービーに参戦した3歳馬や安田記念に参戦した古馬が出走出来ない、と言われそうですが、現状でもそっちの路線からの参戦はほぼほぼないので、それなら前倒ししてしまったほうがいいのかなと思います。それにその方が高速馬場で行われるダービーでは相性が悪いパワー型の有力3歳馬などの参戦も期待できるのではないかなと…
ただ、香港を使ったローテーションだと少し厳しくなってしまいそうなのと春の天皇賞組もやや厳しいローテーションになりそうですが秋の天皇賞からジャパンカップ、その後有馬記念に向かうよりは有情仕様かなと…
コースの問題
内回りの阪神よりは外回りが使える阪神2400mの方が有力古馬には魅力的に映るのでは?と思います(マイラーよりの馬にはノーチャンスになってしまいますが)大阪杯が内回り2000mですので同じようなコースで遅い日程で開催するくらいならこれくらい思い切っても文句は言われない気がします。
それに極端な高速馬場にならない阪神でこの距離なら香港勢の参戦も期待できるのではないかと思います。
↑実は見てみたい阪神2400mでのGⅠ。直線も450m以上あるし紛れも阪神2200mよりは少なくなると思いますがどうでしょう??
賞金面での対策
もうこれは有馬記念と同額にしてしまっていいと思います。今のJRAなら1億5千万くらいの増額は余裕でしょうし…
今年も名勝負を期待したい宝塚記念
といった感じで対策出しましたがどうでしょうか??
近年では上記のようなネガティブな意見もありましたが、数々の名勝負が繰り広げられたのも宝塚記念でした。
個人的にはやっぱりグラスワンダーの勝った1999年の宝塚記念が1位ですかね…
↑何度見ても神勝負だった1999年の宝塚記念
※リアルのグラスには青い謎オーラは出ませんwww
今年はかなりの豪華メンバーですし、名勝負を期待したいところです。
頭にキセキ、リスグラシュー、エタリオウ辺りで三連単かなあと(いっそリスグラシューの単勝とかでも楽しめそうですが)