世界では激戦区、日本では氷河期のセダン/ステーションワゴンを考える
↑まだまだセダンもステーションワゴンもイケると思うんですよ…
皆様初めまして。こんにちわ。こんばんわ。
最近、道を走るクルマのほとんどが軽自動車やコンパクトカー、ミニバン、SUVばかりでセダンとステーションワゴンやスポーツカーを見かける確率は年々下がっている気がします。
や、人気の理由もわかります。燃費が良くて大人が4人乗っても最近の軽自動車やコンパクトカーで不満を感じることは少なくなりました。
子育て世代にはじーちゃんばーちゃんの家に行けばミニバンなら一台で済みますし、わざわざステーションワゴンにしなくても見晴らしのいいSUVの方が運転もしやすいですし積載量も十分です。
ただ、それでも世界的にはまだまだセダンやステーションワゴンは大きな需要があります。今回はそんなセダンやステーションワゴンに関して少し雑多な感想を述べたいと思います。
セダン/ステーションワゴンをあえて選ぶ理由
セダンやステーションワゴンはスペース効率の面で言えばミニバンには敵いませんし、見晴らしではSUVには及びません。
ではセダン、ステーションワゴンの良さってなんだろう?と考えたとき、下記のようなものではないかと思います。
①ミニバン、SUVと比べて重心の低さからくる安定感
これは特に長距離を走ったり悪天候時などで特に顕著です。以前、愛車だったステージアで台風の中、関越自動車道を走っていたとき、前のラージサイズミニバンはフラフラでしたが、ステージアはビシっと腰の座った安定感が印象的でした。
②剛性を確保しやすく、車体の基礎設計で有利
これは特にハンドリングで効いてくる気がします。やはり開口部の大きいミニバンではどうしてもハンドル切ったときの緩さが気になるときがあります。
③エンジンルーム、ラゲッジスペースから離れることによるフォーマル感
これはエンジンルームの方は主に静粛性で効いてきます。同じ遮音材の質、量なら音と振動の発信源であるエンジンは遠いに越したことはありません。
などなど、セダンやステーションワゴンでないと出せないメリットも多くあり、下火にはなっても根強い需要は残るのではないかと思っています。
そんな中で、新車で買える、中古でも手に入りそうなモデルで個人的に食指が動くモデルをいくつかご紹介致します。
BMM 3シリーズ
しょっぱなから王道ですが、毎回新モデルが出るたびに出来栄えが気になる3シリーズ。先日、フルモデルチェンジしたばかりですが、今回も期待を裏切らない出来栄えのようです。デザイン的にはややディテールがうるさい気もしますがまとまりはいいのではないかと思います。
Audi A4 AVANT
こちらも王道ですが実に纏まった印象。全領域で安定した走行が期待できるのはさすがのアウディ。内装の上質感も高く、オーナーの所有欲を満たす1台。
日本車からも一つ。ややモデル末期ですが古さを感じさせないシャープなデザインです。ただ、パワートレイン的には無理にハイブリッドにするくらいなら2000と2500のターボにしたほうが需要がありそうですがどうでしょう?
内装のデザインは割と好きです。
あくまで個人的な趣味と好みですので参考程度で…(なぜかDセグメントのクルマが多くなってしまった)
個人的にはセダンとステーションワゴンにしか出せない魅力はたくさんあり、日本でのセダンやステーションワゴンもまだまだ大丈夫だと思ってます。
ただ、日本でのセダンとステーションワゴンは輸入車が多くなっており、日本車はかなり数が少なくなってきています。日本のメーカーの皆さんも、日本の市場を見捨てないで、魅力的な商品の開発を続けてほしいものです…