今後のステイゴールド系~黄金旅程はどこまで続く?
↑みんなステゴは好きだよね…これほど好かれた馬はそうそういないと思う…
皆様初めまして。こんにちわ。こんばんわ。
帰宅中、今年のリーディングサイアーの順位表を見ていてふと気づいたのですが、ステイゴールド、今年は大暴れみたいです…
↑2019/04/10現在のリーディングサイアーランキング
通算50戦、サイレンススズカの散華やスペシャルウィークの秋天での復活、世紀末覇者テイエムオペラオーの覇道を見届け、自身も最後の香港で奇跡のような末脚で優勝し、種牡馬入り後も社台ではないというハンデがありながらも、数多の活躍馬を輩出したドラマの塊のような馬、ステイゴールドが天に召されて早4年が経過しました。
新たな産駒は増えず、通常であればリーディング順位もズルズル下がりそうなものですが、今年は重賞戦線でも産駒が大活躍しています。
現在のレーシングカレンダー自体が高速化が顕著で、比較的長距離が得意なステイゴールド産駒は苦戦しそうなものですが、産駒数が減りつつある中でこの順位はものすごく立派だと思います。
なんか最後の最後まで競馬ファンを驚かせてくれる金色旅程さんですが、イチ競馬ファンとして気になるのは「今後のステイゴールドの血は繁栄していくことができるのか??」という点。
今回はステイゴールドの後継種牡馬たちと今後に関して、個人的な見解を述べていきたいと思います。
ステマ配合で一番最初にGⅠで結果を出したのがこの馬。父に似て物すんごい小柄な馬でしたが、気性もかなり父に似ていて、暴れる、嫌がる、ヨレるなんてのは当たり前。
種牡馬成績ではまだこれといった産駒は出ていませんが、ある意味一番ステイゴールド産駒らしい馬。どこかで周りを驚かせるとんでもない特大ホームランを放つ可能性も十分あるのではないかと思います。
2010年の宝塚記念馬にして同年の凱旋門賞で2着となって周囲を驚かせたナカヤマフェスタもすでに13歳。時間の流れは早い…
一度2017年限りで種牡馬シンジケートが解散されましたが、今年2019年から種付けを再開するようです。
母の父がタイトスポットとやや地味な印象はありますが、日経賞を勝ったガンコを輩出しています(恥ずかしながらこのタイトスポット、リボー系とは知りませんでした…)
この馬の産駒も中長距離に強いようで距離が延びたほうがいいタイプが多いみたいです。
どこかで天皇賞(春)を勝つような産駒が出てくるんじゃないかとひそかに楽しみにしています。
初年度からラッキーライラックとエポカドーロというGⅠ馬2頭を出したのは見事でしたが、同時期にデビューしたロードカナロアの陰に隠れてしまったのが少し悲しい…
ただ、現状ではGⅠ馬を出したステゴ系種牡馬はまだこの馬だけなので、暫定ステゴ系首位といったところでしょうか?
産駒の傾向はホームランか三振、という感じがかなりする種牡馬で、産駒の全体的な傾向としては、気性の悪さもきっちり産駒に遺伝してしまっている印象です。
個人的には、父のステイゴールドがそうであったように、何か黄金配合があるのではないか??という気がしています。相性のいいニックスが見つかれば、もう少し光明が見えてくるのではないか?という気がしています。
春の天皇賞を連破した"マメチン"ことフェノーメノ。引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となっていましたが、2018年末に、社台スタリオンステーションからレックススタッドに移動したようです。まだ産駒もデビューしてないのに放出とは厳しい世界…ただ、ステイゴールド系種牡馬の中ではかなり期待できるのではないかと思っています。
春天連覇と実績だけ見るとステイヤーな感じがしてしまいますが、秋天とダービーの2着があるように、どちらかと言えば長距離もこなせるやや長いほうが合う中距離馬、と個人的に思っています。母系がスピード系であれば、十分マイル~中距離でも対応できる産駒が出てくるのではないかと思います。
放出した社台が悔しがるような、そんな活躍馬が出てほしいと思う1頭です。
最後は皆様お待ちかねのゴルシ様。どんな感じの子が出るのかはわかりませんが、セレクトセールでは早速横っ飛びした子もいたようですwww
馬産地でも評判は上々、という声も聴きます。
産駒はフェノーメノと同じく今年産駒がデビュー。ゴルシ自体が6歳まで一線で活躍していたことを考えると、もしかしたら2歳戦よりは3歳になってからのほうが活躍するかも?しれません。
まあ、産駒が活躍できなくても「ゴルシだし、しょーがないよねー」で済まされそうな気もしますwww
今後のステゴ系まとめ
個人的にステイゴールドの最高後継者になりそうな気がするのは、上記でも少し書きましたがフェノーメノではないかと思っています。自身も気性はよかったようですし、切れる脚とスタミナ、操縦性の良さなどが遺伝すれば、かなり活躍が期待できるのではないでしょうか?
また、現状で全く読めないのはゴールドシップ。まあゴルシの子がどうなるかを予想すること自体がナンセンスな感じもしますが…(誰にもわかるわけないだろと)
まだまだ後続種牡馬の産駒デビューが出そろっていないので最終的にどうなるか見当もつきませんが、どれかのルートからステイゴールドの血はしぶとく残っていきそうな気がしています。
10年20年後に、サイアーラインのどこかでステイゴールドの名前が残っているといいな、と思う今回のステイゴールドのリーディングサイアーランキング2位でした。