新潟大賞典観戦してきた
↑一回行ってみたかった新潟競馬場
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
更新が遅れて申し訳ないのです…GWの連休使って新潟、石川へ観光してきました。
目的は初日は新潟競馬場で新潟大賞典で勝負、2日目以降は加賀温泉でぐったりしてくる、というものでしたが結構堪能できました。
今回は初日の新潟大賞典の感想を簡単に…
今回の新潟開催は連休3日目ということもあってまあかなり混んでました。
↑正直、こんなに混んでると思わなかったです…
競馬場自体は府中をかなりコンパクトにしたようなスタンドの造りで、なかなか観戦しやすかったです。出店とかもいっぱいあって楽しそうだったのですが、とにかく人が多くて身動きしづらい…次は夏場にもう一回行ってみたいと思います。
で肝心の新潟大賞典ですが、ルックトゥワイスが本命で、あとは荒れる重賞なのは知っていたので血統的にルーラーシップは相性がいいのとD.レーンが調子よさそうだったのでメールドグラースを頭にして三連単で勝負していました。(馬券の写真撮っておけばよかった…)
で、結果は…
来そうな気がしていたメールドグラースが1着でこれは三連単いただき!と思ったのですが、2着にミッキースワローを買っておらず見事に爆散。あほすぎて悲しくなりました…ぶっちゃけ、これは取れたレースだった気がします…
↑メールドグラースが来たときはキタコレ!と思ったんですが…てかこの馬の単複厚めに買うんでよかったんじゃね?とwww
結果的に三連単6万円を取り逃しましたが、前日の天皇賞はフィエールマンをバッサリ切って惨敗していただけに、なんとなく自分の予想の方向性が間違っていなかったのが確認できたのでそこは収穫だったかなと。
レース自体も見ごたえがあってわざわざ新潟まで言ったかいはあったかなと。他のレースも含めると5戦2勝でしたので悪い結果ではなかったかと思います(取れたのは硬めのレースばっかでしたが)
新潟競馬はまた行きたいですね。
なお、今週末のNHKマイルカップは現地観戦してこうようかなと思っています。グランアレグリアが人気になりそうですが果たしてどうか…個人的にはアドマイヤマーズに頑張ってほしいですがデムーロさん、ちょっち調子悪そうなのが気になるところです。
天皇賞・春~今では貴重な3000m級GⅠに思うこと
↑今年はどんなレースになるのか…
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
ブログの更新が遅れてしまい申し訳ございません…39度の熱を出して1週間ほど死んでおりました。
↑完全に動く気をなくしておりました…
インフルではないようなのですが、最近は2-3か月に1回のペースで38度以上の熱出して体調崩しており、体力と免疫力の低下を実感しております…そろそろくたばるかもしれんな。
さて、今週は春の天皇賞です。3000m級のGⅠは菊花賞とこの春の天皇賞のみとなります。
最近ではスピード化の影響で影が薄くなってきている感がありますが、個人的には騎手のペース配分、駆け引きが他のレースよりもかなり比重が大きく、結構好きなレースだったりします。
その中でも印象に残っている天皇賞・春がマヤノトップガンが制した1997年の春の天皇賞です。
第115回、1997年の春の天皇賞
このレース、確か自分はまだ小学生だったのですが、テレビで見た内容が妙に記憶に焼き付いています。
1番人気は横山典さん騎乗のサクラローレル、2番人気が田原騎手騎乗のマヤノトップガン、3番人気が武さん騎乗のマーベラスサンデーとなんとも懐かしい面々が人気上位だったこのレース。上記3頭で3強を形成していました。
レースはビッグシンボル(今聞くとすごい名前だよなこれ…)が逃げを打ち、トップガンがややかかり気味なしぐさを見せるところからスタートしました。
その後、正面スタンドからしばらくはやや落ち着いた流れだったのですが、3コーナーの手前でローレルが引っ掛かったのか2番手まで前進、これに他馬も動きを見せ一気に展開があわただしくなりました。マーベラスサンデーはサクラローレルに並びかけながら仕掛けはじめ、中段にいたマヤノトップガンはやや置いて行かれる形に。
最後の直線、サクラローレルとマーベラスサンデーは壮絶などつきあいを展開し、残り200m付近でサクラローレルが前に出ましたが、そんな必死のどつき合いを大外からなんかとんでもない脚を使って内で必死に叩き合う2頭をあっさり切り捨てて驚異的な末脚を繰り出したマヤノトップガンが差し切ったゴールでした。
このレース、勝ちタイムは3.14.3で従来のライスシャワーのレコードを3秒近くも短縮する驚異的なタイムで、場内が何か騒然としていたのがテレビに映っていたのを覚えています。
このレース、あとから見てみるとトップガンの最後の直線の位置取り、結構絶望的な位置でここから届くのか…と今見ても驚きます。
平成最後のGⅠ、天皇賞・春
以上、個人的に印象に残っている天皇賞春でした。
ここ最近では有力古馬はこの春の天皇賞を回避するケースも増えてきており、今年の天皇賞もGⅠホースはフィエールマンだけになりました。
それでも、やはり騎手の駆け引きやスタミナが武器の馬にもチャンスがあるような春の天皇賞のようなGⅠは今後も残ってほしいと思います。
なお、今年の天皇賞は元々シャケトラを本命にするつもりだったのですが、あのようなことになってしまったので…エタリオウとユーキャンスマイルでからで勝負をしてみようかなと。
今週のお題「平成を振り返る」~個人的平成の競馬名勝負
↑ヤッパシどんなのでも一騎打ち、どつきあいを見るのはすごい好き。ドンフライ 対 高山とか、νガンダム VS サザビーとかミハエル・シューマッハ 対 ミカ・ハッキネンとか…
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
今日は東京開催が開幕してきたので行ってきましたが…9レースから勝負して全滅と散々な結果でした。やっぱし重賞以外のレースはどうにも相性が悪い…今後改善していかないと行けませんね…
さて、今週のブログのお題が「平成を振り返る」でしたので、うちのブログではヤッパシ、「平成の競馬名勝負を振り返る」で行くのがらしいかなと。
なお選ぶにあたって
①個人的に名勝負だと思うレース
②あくまで"名勝負"なので1頭がぶっちぎったレースとかはあえて選ばない
という観点から選んでおりますので、「あの*****の名レースがないじゃないか!」(ディープの菊花賞とかオルフェの有馬記念とか)ってなるかもしれませんがあしからず。
名牝2頭とその年のダービー馬の名勝負。ウオッカが1番人気、ダイワスカーレットは休み明けが嫌われたか2番人気、その年のダービー馬のディープスカイが3番人気でした。
レースのほうは最初の1000mは58台のハイペースで進み、最後の直線で有力馬3頭のどつきあいが始まり、一旦はウオッカが差したようにも見えましたが、なんとダイワスカーレットが内からもう一度差し返し、もつれるようにして牝馬2頭とほんの少し遅れてディープスカイがゴール版を駆け抜けました。
とんでもなく長い写真判定の結果、ハナ差2cmでウオッカの勝利が決まりました。
レース前、特にウオッカ陣営はダイワスカーレットに負け越していたこともあり、今回のレースでは並々ならぬ思いでレースに臨んだと聞いています。その執念が実ったかのようなハナ差勝利でした。
最後はほんのわずかな差でウオッカに軍配が上がりましたが、正直この2頭に能力の差はないと思いました。競馬の神様が気まぐれでたまたま微笑んだ相手がウオッカだった、と思ってしまう大接戦のゴールでした。
リアルタイムで見てないのですが、何度見てもしびれるのがこの天皇賞。
メジロマックイーンは史上初の天皇賞・春の3連覇がかかるレース。対するライスシャワーは大幅に体重を絞って究極の仕上げでこのレースに臨みました。
スタート地点でのゲートインでマックイーンがゲート入りを嫌う不穏な雰囲気で始まったこのレース。レースは道中、先行するマックイーンをライスシャワーは直後で徹底的にマーク、3コーナーでマックイーンがスパート、ここからライスシャワーとマックイーンとの追い比べが開始されました。
最後は1完歩ごとにライスシャワーが差を広げ、レコードで天皇賞を制しました。
本当にちっこい馬でしたが、3000以上限定で発揮する驚異的なパフォーマンスはこの先も忘れないと思います。
この天皇賞は、最強のステイヤー2頭がガチンコでぶつかり合い、プライドをかけてどつきあった結果、より長距離と京都を愛したライスシャワーのほうに、勝利の女神を微笑ませるだけの何かがあったような気がした1993年の春の天皇賞でした。
個人的に1番の一騎打ちはこの1999年の有馬記念。
その年の宝塚記念で3馬身差でグラスワンダーに屈したスペシャルウィーク陣営が、ラストチャンスとして必勝を期して臨んだこのグランプリ。
レースはスペシャルウィークはグラスワンダーを徹底的にマークして最後方から進める展開。向こう正面から3-4コーナーに入り徐々に追い出しを開始する2頭。
最後の直線に向き中山の急坂を駆けあがり、2頭が内で頑張るテイエムオペラオーをわずかに交わし、2頭が馬体を合わせたところがゴールでした。
勢いは完全にスペシャルウィークでしたが、写真判定の結果は4cm差でグラスワンダーに軍配が上がりました(今見てもスペシャルウィークが勝ったように見える…)
勝負に負けてもグラスには負けない、と言わんばかりのレースぶりは武さんの何か執念を感じたレースでもありました。
2頭が持てる力のすべてを出したこのレース。最後の直線は競馬の醍醐味が凝縮されているような気がしました…
令和はどんな名レースが生まれるのか
以上、個人的に選ぶ平成の名勝負でした。
他にもナリタブライアンとマヤノトップガンの阪神大賞典とか、ジャングルポケットとテイエムオペラオーとのジャパンカップとか他にも紹介したいレースはいっぱいあるのですが、個人的なトップ3のレースを上げてみました。
まもなく平成が終わります。令和はどんな名勝負が生まれるのか…期待して新しい年号が始まるのを待ちたいと思います。
アーモンドアイの凱旋門賞回避に思うこと~日本の最強馬2頭で挑戦してほしかった欧州の頂点
↑未だ日本調教馬が制覇できない世界の最高峰
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
個人的にはとても残念なニュースです…アーモンドアイは凱旋門賞回避とのこと…
回避の理由は
「ドバイ遠征における新たな環境への対応・レース後の様子・長距離輸送での体調の変化などを精査した結果、凱旋門賞への挑戦はこれまでの本馬の経験上、コース・距離・斤量、そして初めての環境と全てがタフな条件となることから、環境適応力・レースそのものの本馬への負荷・レース後のケア環境・長距離輸送などの条件を鑑みますと、「ベストのレース選択ではない」、との結論に至りました。」
とのことですが、記事では下記のようにも書かれています。
「ルメール・ファースト」のノーザンの状況、さらには同系クラブの有力馬のバッティングを避ける"使い分け"は、今やトレンドだ。
もしルメールさんが確保できない、という理由で回避されたのであれば、競馬ファンとしてはあまりにも残念というしかありません…
他にもいい騎手はいっぱいいるはず…
アーモンドアイはクラブ馬ですし、(輸送費用の負担など)会員の方への配慮等の事情もあるのでしょうが、もしルメール・ファースト主義が最大の原因だとしたら、個人的に思うのは「ルメール騎手以外にもいい騎手はいっぱいいると思うけどな…」と思ってしまいます。
それこそ、サートゥルナーリアをデムーロ騎手に戻せばいいのでは?とも考えてしまいます(あくまで回避理由がルメールファーストが原因だったら、の話ですが…)
また、回避の理由に「タフな条件」とありますが、それはどの馬にとっても同じことです。サンデーサイレンス系の父を持つ産駒より、キングマンボ系のロードカナロア産駒のアーモンドアイのほうが欧州の芝には適応できる可能性が高いと思ってしまうのですが…(アーモンドアイの母父はサンデーですが…)ま、関係者の方にしかわからないことのほうが多いので素人がどうこう言っても仕方がないのですが。(アーモンドアイも体質的に強くなさそうなのも原因だとは思います)
ただ、なんとなくデムーロ騎手がサートゥルナーリアに乗り続けていれば、アーモンドアイとサートゥルナーリア2頭のそろい踏みが見れたんじゃないか?とそんなことも邪推してしまいます…(邪推しても仕方のないことですが…)
日本馬の凱旋門賞挑戦
↑サートゥルナーリアはダービーも制して世界に羽ばたけるのか…?
ではもしサートゥルナーリアが凱旋門賞に出た場合は勝てるのか?ということになりますが、個人的には十分チャンスありと思っています。
凱旋門賞は3歳馬に斤量面で有利ですし、父ロードカナロア✖母父スぺシャルウィークという血統も父ディープインパクト✖母父ストームキャットとかよりは比較的スタミナに寄ると思いますので相性がいい気がするのですがどうでしょうか…?
ただし「早めに現地に行って欧州特有の力のいる芝に慣れさせつつ前哨戦をこなしておく」というおが条件になりそな気がします。ぶっつけでポンと行って勝てるほど甘くないことは過去の先人たちの挑戦からも明らかです。ポイントは「欧州型の馬体に変えることができるか?」という点になりそうです。
いずれにしても、引き続き日本勢には頑張ってほしいです。やはり挑み続けないとチャンスは生まれません。
↑久世のアニキも「勝負に負けたやつが敗者になるんじゃない、最後まで"張り続けられなかった"ヤツが負けるんだよ」っていってる。競馬の世界もまさにそうだと思ってしまうのです…(久世のアニキを知らない人は龍が如く0をぜひプレイしてください)
個人的にはアーモンドアイを管理する国枝調教師が今どんな気持ちなのか…率直な感想を聞いてみたい気がする今回のアーモンドアイの凱旋門賞回避でした。
シャケトラ追悼~その競争生活に敬意を
↑ただただ残念でなりません…ご冥福をお祈りいたします
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
本日はこの話題に触れないわけにはいきません…
とても残念なニュースです。天皇賞(春)を目指していたシャケトラが調教中に故障を発生。予後不良となり安楽死処置を取られたとのことです…
故障は第1指骨の開放骨折、及び種子骨の複雑骨折。これほどの故障ではどうしようもなかったようです…
最近はアメリカジョッキークラブカップで中391日での劇的な復活、阪神大賞典での5馬身差の圧勝。次走に予定していた天皇賞の1週間前追切での中での悲劇でした…
2019年のアメリカジョッキークラブカップ
シャケトラで強烈に印象に残っているのは、やはり今年のアメリカジョッキークラブカップです。
今年のこのレースは前年の菊花賞馬、フィエールマンが参戦しており、圧倒的な支持を集めての1番人気。シャケトラは高齢と休み明けが嫌われたか7番人気でした。
正直、自分もフィエールマンが有力と思っており、シャケトラは休み明けということもあり、掲示板にでも乗ればかなり健闘したほうかな?くらいの評価でした。
レースは最後の直線、フィエールマンとの激しいたたき合いになり、最後はフィエールマンの猛追をわずかに抑えたところがゴールでした。
ただ、レースは力と力のぶつかり合いで最後の直線は非常に見ごたえがあり、馬券は外れてしまいましたがあのレース内容では納得せざるを得ないような、非常に強い勝ち方だったと思います。
また、休み明け391日での勝利などほとんど聞いたことがありません。未完の大器の底力を改めて目の当たりにしたという意味でも非常にインパクトの強いレースだったと思います。
マンハッタンカフェの有力な後継馬だったが…
今回のシャケトラの予後不良はマンハッタンカフェの血を残していくことが難しくなったことも意味しています。マンハッタンカフェの後継種牡馬は現状層が薄い印象が否めず、シャケトラがマンハッタンカフェのラストクロップだったこともあり、マンハッタンカフェのサイアーラインは有力な後継者を失ってしまいました…
シャケトラがもし種牡馬になっていたらどんな産駒を出したのか…残念ながらそれを知ることは永遠にできなくなってしまいました。
激動の馬生を歩んだシャケトラに敬意と哀悼を
競馬である以上、こういった故障が発生する可能性は残念ながらどうしてもあります…
今は激動の馬生を歩んだシャケトラのご冥福を祈りたいと思います。
サントリー 碧 Aoを求めて〜完売でしたorz
↑本日2019/04/16より販売になったサントリー 碧Ao
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
本日は少し毛色を変えてお酒ネタ。
本日からサントリーの限定ウイスキー、碧 Aoが発売になりました。
このウイスキー、特徴はなんと言っても五大ウイスキーの原酒をブレンドして作られたという他ではちょっと聞いたことがない試みのウイスキーで、五大ウイスキー産地全てに蒸留所を持つサントリーならでは、といったウイスキーになります。
実際に飲んでいませんのでどんな味かは下記のようなテイスティングノートを頼りにすることになるのですが…
香りは華やかで、バニラやパイナップルを思わせるフルーティーなトップノート。クリーム系の甘さと、濃厚さでウッディな香りが続く。口に含むと、清らかな甘み。スモーク香やシナモンを思わせるスパイスも次第に高まってくる。フィニッシュでは甘さ、スモーク香、スパイス、ウッディな要素が複雑に絡み合いながら心地よい余韻が続く。
…だそうです。
うん、実際に飲んでみないと自分みたいな素人には分かりません…
ただ、簡単に五大ウイスキーのブレンドとは言いますが、実際にブレンドする側の苦労は計り知れません。実際、今回のチーフブレンダーの方も最初はどのような味になるのか見当もつかなかったそうです。
↓下記のその詳細が載っているようです。
ブレンダーの方もまずは各々の産地のウイスキーを知ることから始めて、手探りの中でブレンドを決めていったようです。
いったいどんな味になっているのか…これはもう買えた方のみぞ知る、といったところでしょうか…
で、肝心の購入できたか?に関してですが、今回は上海に出向している知人の頼みで探しましたが…ハイ、7軒周ったところでギブアップ。全部完売でした。
仕事終わってから探しましたが有給取るくらいの覚悟がないと無理でしたね…ヤッパシ。
↑有給取るほどの覚悟はありませんでした…
まあ一応、また入荷するみたいだし根気よく探します…
とりあえず、年間3万ケースの出荷予定とか。次は入手できるといいのですが…
オジュウチョウサンの次走「宝塚記念濃厚」報道に関して考える~二刀流はどこまで可能か?
↑障害界の絶対王者は次走は宝塚記念との報道もあるが果たして…
皆様はじめまして。こんにちわ。こんばんわ。
皐月賞の前日、サートゥルナーリアに負けず劣らずの支持を集めて快勝したのが、障害界の絶対王者ことオジュウチョウサンでした。
中山グランドジャンプでの単勝オッズは1.1倍、サートゥルナーリアよりはるかに低いオッズの支持を受け、それに応えて中山グランドジャンプ4連覇の偉業達成は見事の一言でした。
で、そのオジュウチョウサンが次に出るのは宝塚記念が濃厚とのこと。
昨年、有馬記念に出走して大いに沸かせたオジュウチョウサンが宝塚記念に出れば盛り上がることは間違いなさそうです。
これだけのアイドルホースですので、人気投票で出走自体はあまり問題ないと思います。ただ気になるのは「どの程度勝負になるか?」というところ…
昨年の有馬記念では…
昨年の有馬記念では、武さんを背に見せ場は作ったものの9着という結果でした。
普段、障害の4000mとか走っている馬なので、距離は長いほどいいのではないかと思います(ステイゴールド産駒ですし)
そう考えると、メンバー的には手薄になりがちな宝塚記念とはいえ、距離が短縮されることを考えるとかなり厳しい戦いになりそうな気がしています…
でもこの馬の場合、平地にも挑戦するという"二刀流"に常に挑戦していること自体に対してリスペクトすべきだと思います。過去に障害とグランプリを目指そうとした馬など皆無だったわけですから…
出走してみてほしいレースは何か?
この馬に有馬記念までの3レースで騎乗した武さんは南部特別の後、「GⅠで勝負するには時計が1秒足りない」といった趣旨の発言をされています。スタミナは無尽蔵に近そうですが、純粋な平地でのスピードとなるとやはりGⅠでは不利なのは否めません。
ではどの平地GⅠなら勝負になりそうか?ということになりますが、個人的には3000m級以上のスタミナが要求される舞台で、後続い脚を使わせて純粋なスタミナ勝負に持ち込むのが一番勝負になりそうな気がします。
そう考えるとやはり天皇賞(春)が第一候補になりますが、ここに出るには平地での賞金が厳しそうです…
あとはやはり海外ということになりますが欧州の長距離レースであるグッドウッドカップ(芝2900m)や豪州のメルボルンカップなどは条件が合えばかなりいい勝負ができるのではないかと思います。
ちょっとメルボルンカップの出走条件がどうだったかは調べていませんが、オジュウチョウサンがメルボルンカップに出る…なんてことになればかなり盛り上がるのではないでしょうか?
世界的には淘汰される流れにある長距離レースですが、日本の"二刀流"が長距離路線を盛り上げる、というのもロマンがあっていいのではないかと思います。
二刀流を成立させるためには…
もし宝塚記念に出るのであれば是非オジュウチョウサンも応援したいと思います。ただそれと同時に思うのは、やはり日本でも3000m級のビッグレースがもう少し繁栄してもいいのかな、と思います。今回の宝塚記念が仮に芝の3000mのレースなら、オジュウチョウサンは本命にするかは分かりませんが、単穴くらいにはすると思います。
そして、レースはスローになりやすく最後の瞬発力勝負になりやすいのも理解はしていますが、スタミナに極振りの血統も何とか残ってほしいと思ってしまうのです…
もっと長距離のレース(それこそ4000m級のレース)があればオジュウチョウサンのような馬が二刀流もやりやすくなるんだろうな…と思ってしまう今回の障害絶対王者の宝塚記念参戦のニュースでした。